すべての文章は、

10月 24, 2009

「書かれた目的」があります。それを汲み取る(知る)事が大事です。そして、翻訳をする場合には、さらに「翻訳する目的」があります。その翻訳をする目的を知る(考える、その目的や意図に合わせて翻訳するする)ことが大事です。

翻訳文を読む人は、翻訳者の目や脳を経由してその文章を読むという事でもあるので、翻訳者が理解した物以上のもの、翻訳者が見落とした物は読み取れないということは、ごく普通です。それでいいのでしょうか、翻訳者として。

よく見かける英和辞典を引き倒して、あげくは専門用語辞典も引きたおして、何番の薬が一番あうあkという訳は避けるべきです。極論言えば、英英辞典でその語の意味空間をしっかりとらえて、その意味空間を日本語に翻訳すくことが大事だと思います。何でも受ける翻訳家ではなく、専門特化した翻訳家になることが大事です。翻訳の質と、その翻訳者の仕事の幅を掛けた物は一定にしかなりません。広く取れば質的に浅くなります。質が低くなれば、当然ですが単価の低い仕事で平衡に達します。また、時間がかかる分、時給換算のギャラを自分で下げる結果になります。専門特化して、幅を狭めると、時給換算のギャラは大幅に増加します。

(以上の内容は、常々医薬翻訳塾で言っている事です)
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翻訳における用語

5月 10, 2008

 学術用語には明確なterminologyがあります。そしてそれが階層的に整理されて MeSHなどに収載されています。意味と、階層での位置付けを理解して、翻訳することが必要です。そして、その時代その時代で用語が変わってゆきます。さらに、同じ時代でも分野が違うとすこし違う用語の使い方になります。また、用語を漢字だけの並びで表すのか、「て、に、を、は、の」のうな「ひらがな」があるほうがむしろ専門的な匂いの文章になる場合があります。違和感がある訳文は、原文から「翻訳」することに力が入るあまり、「同じ内容を日本語で書いたら」という想像力がはたらかない場合がよくあります。その点はある意味でもっとも注意がいる点であるかもしれません。

 文章が書かれた目的というのも、翻訳には大事なことです。「全ての文章は目的を持って書かれている」ということを常に忘れないで文章に触れる必要があります。それによっても、訳語の選択は変わってきます。ですが、いずれの場合も、訳語は「字引の何番の訳を使うか」というものであってはいけません。

 いまは、terminologyに加えてOntology (これは常にOを大文字表記する約束です。小文字のoではじまるontologyとは別ものです)が出てきました。いまは必ずしも整備されていないので「考え方」の域にあるともいえるのですが、急速に流れになってきそうです。

 

 

 

 

 

 

 

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Parkinson病つながりで

4月 3, 2008

じつは我々(←誰?って言わないでくださいね)のサイトを紹介させてください。その名前も http://parkinson-tts.com/ です。 TTSというのは、経皮吸収剤という意味の略号です。L-dopaやその誘導体、その他の薬剤を経皮的に投与することで、有効性や安全性をを高めようというものです。非臨床試験(以前の言い方では前臨床試験)を、すでに終えて特許も最初に出した方は成立しています。いまは、後続の特許が降りるのを待っているのと、臨床試験のためにライセンスアウトしてゆくという段階です。